Ogasawara Gen(小笠原 玄)

Director+illustrator+Designer

 NHKデザインセンターにて『坂の上の雲』『さよなら、アルマ』の美術チームを経て、『東海道中膝栗毛』では背景CGを担当。スペシャルドラマ『負けて、勝つ』と2013年大河ドラマ『八重の桜』でVFX制作とPM業務を経たのちに独立。馬小屋の上階にアトリエを構えたデザイン事務所『KISHIDOUBU』を設立し、ポニーと暮らしながらイラストレーションと映像制作、グラフィックデザインを行う。イラストを手描きしてモーショングラフィックスさせるまでを自己完結できる技術力を生かして、三井不動産やパナソニックといった企業のPV、杉本博司氏や野村萬斎氏の舞台の映像制作を担当する。
映像のみならず講談社や飛鳥新社等の出版社に挿絵の提供、こまつ座の広報や小劇場演劇の宣伝美術、アパレルのグラフィックとしてローリーズファーム・ルコックスポルティフといったブランドの図案を多数作成。また、日本橋三越ギャラリーのカタログデザイン、多摩美術大学共同研究の一環として『8時だョ!全員集合』の美術セットの再現模型を作るなど創作の幅は多岐にわたっている。
一転して2019年には外資系フィンテック企業に就職し、内製デザイナーとして勤務。退職後にブロックチェーン関連企業を転々としたのち、2022年に株式会社ORADAのクリエイティブディレクターとしてCIデザインとECサイトを構築。作家としても手描きをベースにCG彩色した浮世絵制作を同時に行い、デジタルとアナログの垣根を行き来している。
2023年より重要無形文化財保持者(人間国宝)のアトリエを巡って作業風景を取材する機会にめぐまれ、先人の技術と日本文化の魅力をどのように伝えていくかを模索している。

<主な制作実績(敬称略)>
2024年
株式会社ARTerrace CDO
2023年
重要無形文化財保持者(人間国宝)のアトリエ撮影(継続中~)
2022年

株式会社ORADA クリエイティブディレクター
CG浮世絵 東海道五十三次
2021年
古民家セルフリノベーション
消費者庁/警察庁 学習コンテンツアニメーション
2020年
多摩美術大学共同研究 美術模型製作
暗号資産交換業者(登録済み) 広報デザイン
2019年
日本橋三越ギャラリー カタログデザイン
東京オリンピック開会式演出プラン CG作成
2018年
野村萬斎演出 『鷹姫』『楢山節考』 劇中映像作成
三越伊勢丹 カタログデザイン
2017年
野村萬斎出演 『FORM』 音楽編集
杉本博司演出 文楽『女殺油地獄』 映像編集
こまつ座 広報デザイン(~2019)
2016年
足利ファイバーテクノロジープロジェクト PV作成
映画『巣鴨塚』 編集・東京都写真美術館にて上映
2015年
新大久保映画祭 web制作・宣伝動画・BS用コマーシャル映像作成
NHK BSプレミアム ドラマ『トランジスタ・ラジオ』 美術助手
2014年
三井不動産 日本橋ブランディングシンボル映像作成
パナソニック 新デバイスPV作成
~2013年
NHK『八重の桜』『負けて、勝つ』 VFX制作・AP

<趣味>
・カメラ(α7c2、FX30)
・自転車、トライクで散歩
・日本で見かけない中国雑貨の輸入
・仮面収集
・映画鑑賞
・ゲーム(原神)
・二胡(2022~)

<特技>
・興味を持った分野のトップランナーと交流する幸運に何故かめぐまれること

<長所>
・知識とデザインとを統合する能力
・好奇心、探究心の高さ

<短所>
・コツを掴んだ頃に飽きる

<好きな本>
・ヒストリエ
・へうげもの
・ザ・ワールド・イズ・マイン
・マクベス

<好きな映像作品>
・マトリックス
・ROCK YOU!
・パラサイト 半地下の家族
・国際市場で逢いましょう
・DARKER THAN BLACK
・輪るピングドラム