Director+illustrator+Designer
NHK大河ドラマのスタッフを経て独立、馬小屋の上階に事務所を構えてデザイン・映像・イラスト制作を請け負う。その後は外資系金融マンとweb3業界を経て、浮世絵を描いたり人間国宝の撮影を行い、好奇心の赴くままに生活しながら自分探しの旅を続けています。仕事を通じて、才能と生命力にあふれた人たちに出会い薫陶を受けることは、人生の大きな楽しみとなっています。
青森県七戸町に行ってきました。
合併10周年記念式典にご招待……というのも、町公用車のデザインをさせていただいたからです。
新幹線駅の開通にともなって誕生した七戸十和田駅に新しい施設を建てようという計画があり、
そこに東京勢の一員として参画したのがそもそものきっかけでした。
ご招待に預かり町を視察し、町内の見どころ見学やごぼう堀り体験をさせていただきました。
見学を経て個人的に思うところがあり、こうすれば町へ集客ができるようになるのではないかという企画書を提出しました。
その中の一つであった「公用車のラッピングのデザイン提案」が二年越しに採用となり、実現化しています。
デザインを制作するにあたって、町のシンボルである、
絵馬・馬・ツツジ・イチョウの4点を図案に入れて欲しいという要望がありました。かなり難しいお題です。
ツツジとイチョウを並べると、季節感がちぐはぐになりどうしてもしっちゃかめっちゃかな印象になるので、これも別パターンの図案として提案したところ、公用車がちょうど2台ということでそれぞれに採用されました。ラッキーでした。
車のCADデータに頭を悩ませたり、丸みを帯びたボディの形状でも破綻しないようデザインを配置する必要があり、デザインする上で随分と苦労しましたが、いざ完成品を見るとラッピングの仕上がりも申し分なく、形として仕上がったものを見るととても嬉しい気持ちになりました。
青森~十和田間で走り回ってるそうですので、皆様、青森旅行の際にはご覧になっていただけるかもしれません。
青森県にいくのは修学旅行の奥入瀬渓流探訪を含めてこれで五回目となり、ちょっと多い……ご縁があるのかもしれません。毎回新しい発見があって面白いですね。
七戸町の今後の発展に期待しています。